2020年6月3日、巨人軍の坂本勇人選手と大城卓三選手が新型コロナウイルスに感染していたことがわかりました。
巨人の発表によりますと、選手や監督、コーチなど希望者218人の抗体検査を実施。
そのうちの4人から新型コロナウイルスに感染後の回復を示すとされる『IgG抗体』が確認されました。
そして、4人にPCR検査を実施したところ、坂本選手、大城選手に陽性が判明したということです。
【コロナ新語】微陽性って何?おかしい謎のワードの意味は?
感染した2人の感染経路は?
感染されていた2人の選手は、3月下旬以降、体調に何の問題もなく、味覚や嗅覚の異常も感じていないということです。
坂本選手は、5月末に友人と昼食を取った以外、また、大城選手は5月末にチームメイト2人と夕食を2時間ともにした以外、外食も夜の外出もしていないということです。
今後2人は入院し、PCR検査を連日実施したうえで陰性が確認でき次第、早期にチームに合流するとしています。
陽性でもなく陰性でもなく、微陽性って何?感染しないの?
今回の2人の陽性判定に関して、球団は『微陽性』という言葉を使ったことで、話題になりました。
コロナ禍で初めて耳にするワードとなります。
陽性でもなく、陰性でもなく、『微陽性』とは、どういう意味なのでしょうか?
球団は、2人ともウイルスの遺伝子量は微量で、正常値ギリギリの『微陽性』にあたり、IgG抗体を持っていることから、回復した後かなりの時間が経っているとみているということです。
国際医療福祉大学・松本哲哉主任教授は、
「『微陽性』は通常使われる用語ではありません。PCRで測定する時にウイルスの量を測る場合があり、検出するギリギリの所を上回るくらいでも陽性になります。そこで、一応、陽性の範囲に入っていますが、ウイルスの量は少ないということを表していると思います。現時点でウイルスの量が少ないのという訳ですから、これからしばらく検査をしていけば、どこかのタイミングで陰性化すると思います。」
また、白鴎大の岡田晴恵教は
「結論から言いますと、感染性のウイルスがのどにいたんではなくて、治って遺伝子の一部が引っかかって、それが出てきたのかなと。ですからにわかに感染するとは思いがたくて」とコメント。
IgG抗体があることにも、
「IgG抗体がもう上がってますので、感染後だいたい2週間ぐらい(と推察される)。2週間経ってますので、うつす時期も終わって、ちょっと残ってたのかな?っていうぐらい。感染させるのは極めて低い」とも語っていた。
新語の微陽性のワードに、世間の反応は?
微陽性 なる新語が爆誕したのか。。?
— Masato Ida, PhD (@miakiza20100906) June 3, 2020
微陽性
聞いたことない新語
流行語大賞?— Corona (@Corona44053276) June 3, 2020
微陽性って何?そんな言葉あったの🤔
開幕ありきで、マスコミが作った言葉のような😑— 🎏ザキオカープ🎏21試合払戻し😭 (@zakiocarp) June 3, 2020
微陽性とかゆー都合の良さげなワードを急に作らないでほしいわ
開幕遅らせたくないオーラ満載なんだけど— みけ (@mikeneko1226) June 4, 2020
プロ野球開幕はどうなる?
NPBは現段階でこの2選手から陽性反応が出たことについて、開幕に支障をきたす案件ではないと判断している模様で、6月19日の開幕は予定通りということです。